2022.08.03

現代版のテレビゲームの再考『TEWO』

TEWO project 始動へ

ファミリーコンピュータ(任天堂,1983年)などに代表される”テレビゲーム”は、当時の人々にとって身近な映像だった“テレビ”の通信をハッキングすることで映像をテレビに出力し家族や友達の集う”お茶の間”を賑わしていました。 そして、2022年現在。社会はコロナ禍という困難を経ながらも、多くの人々がカメラを介して仮想空間に集まる時代となりました。 こうした社会背景の中、asobi-labでは、現代版といえるテレビゲームの再考を試み、テレビゲームの果たした役割と今後を考えていきたいと考えています。 本作品『TEWO』は、メディアを、”テレビからZOOM”に、集う人々を”ファミリーから多くの顔たち”に変化させ、まったく新しいゲーム体験を提供します。 『TEWO』の操作は、一般的なゲームコントローラではなく、カメラに映る自分の顔を動かすことで行われます。また、ゲーム画面はZOOMの画面共有で体験者全員に共有されます。 今年度は、ゼミの3回生を中心にTEWOで起動するゲーム『TEWOカードリッジ』を5作品制作しました。顔を動かすことでプレイヤーキャラクターを移動したり、大きさが変化したりとアイデアも個性豊かになっております。

Let‘s play “TEWO”!

https://sites.google.com/view/tewo-plugin (TEWOホームページ)

本プロジェクトは、ファミコンの元開発者である故上村雅之先生から、「ゲームを再発見するプロジェクト」として依頼されたことをきっかけとして始動したものです。上村先生の指導に感謝しゼミから上村先生に捧げる追悼作品となります。


  • 『art bit – Contemporary Art & Indie Game Culture- 』展内ワークショップ
  • 会期:2022年8月6日(土)15:00-17:00 (展示会全体は8月5日〜10月1日 )
  • 会場:ホテル アンテルーム 京都 Gallery9.5

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